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関伸一のデジタルエンジニアリング徒然話 第1回

日本のものづくりが置かれた状況

TPDでグローバル競争に勝ち抜け

では、どうすればいいのか。図1の左側の部分に原因を求めても意味がない。「政治が悪い、行政が悪い、取り巻く環境が悪い。」確かにそうかもしれないが、私たちはそこに直接アクションが出来ない(政治家になれば別かも知れないが)。そこに解を求めることは言い訳をすることに等しい。


右側のアクションは先に述べたとおり間違いであり、必然的に中央の部分にアクションをすることになる。「日本の拠点で、日本の雇用を守り、世界中から”高くてもいい、お願いだから売ってくれ“と世界中から言われるものを開発し、圧倒的スピードで作る。しかも全社が協業して。」これが私の解である。

TPD:Total Product Development=全社的製品開発、私がここ5年以上提唱している戦略だ。製品開発は開発部門だけがやっていては、工数もスピードも足りない。他のあらゆる部門が「世界に売れて、しかも付加価値に高い製品」を開発すべく参画、寄与する。それは総務や人事と言った管理部門でさえ例外ではない。


では、それをどうやって実現するのか?そのキーポイントはコミュニケーションツールとしての3D-CADデータ、そ
して「3D一気通貫ものづくり」である。これらについては次回コラムで詳細にお話ししよう。

関の考えるこれからの日本のものづくり

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